2023年11月17日
S&T URX3の修理
いつもご来店、誠にありがとうございます。
KNIGHT KINGZです。
本日は、S&TのURX3が付いたM4の修理を行っていきました。
こちら!

ブシュッ!という音と共に遠方から脳天をぶち抜いてきそうなフォルムのM110の様なシルエットをしています。
やっぱ茶色ってカッコいいっすねー!!
ではいきましょう。
今回、問題点がいくつかありまして、動かなくなってしまったというトラブルから始まりました。
サマリウムコバルトモーターを入れたところ、うんともすんとも言わなくなったそうですが、こちらのモデルはS&Tの電子トリガーであるG3が搭載されており、モーターが動かない=最悪の場合基盤が死んでいるのではないかと。
ひとまずバラしていきます。

シリンダー周りにアルミテープが貼られているので、気密を上げようとした痕跡があります。

メカボックスはこの様な感じ。
この時点で気付いた事は、加速シリンダーのポートにピストンが見えないこと。
要するにピストンが後ろで止まったままの状態です。
このメカボックスは、QD式となっていますので、スプリングガイドを抜けば、簡単にスプリングが…。
取れない。
全く取れない。
というか押し込めないし回せない…。
余程硬いスプリングが入っているのかな?とも思いましたが、逆転防止ラッチさえもガチガチで解放出来る気配もなく、これは拉致があかないのでスプリング大爆発を恐れながら、進捗にメカボックスオープン。

パッと見た感じはギアが飛んでる等もなく、ちょっとグリスが汚いぐらいで、大きな問題は無さそうでした。
ではなぜ、ラッチの解放ができなかったのでしょうか?
その原因も探らないといけないですが、まずはこの基盤が生きているのかを確認します。
と思ってモーターを改めて見ると、SBDが取り付けられていました。
あーもしかして動かないのはこいつのせいか?
とここで思いましたが、一旦そのまま。
やはりモーターが動きません。
てなわけでSBDを外して通電確認を。
ブイーンとしっかりモーターも動いて、まずここでホッと一息…笑
いやー基盤、生きていました。
生きていましたよ!!
この時点で基盤がもし死んでいたら、この独自企画のS&Tメカボをどう直していくかで悩むところではありましたが、本当によかったです。
事前にアナログスイッチ案や他の電子トリガー案等もありましたが、このメカボックスは他の物との互換がないので、基盤が壊れていなかったのは不幸中の幸いであると。

で、全体を綺麗にしていきます。
配線も一部ビニテを巻いてあったりするので、その辺りも修正しつつ、とりあえずシム調整かなーというところで問題発生。

スパーギアがシム無しでもほとんど回りません。
メカボを閉めて確認すると、回らないというかガチガチで重たく、とにかく抵抗が凄い感じ。
それでいて、1枚シムまで入っていたので、本当に動いていたのか…?
もしくはものすごくもっさりして、バッテリーやコネクターが発熱しまくっていたのではないだろうか。
そんな疑問を抱きながらとりあえず別のスパーギアに交換して再度確認したところ、クリアランスは全く問題なかったので改めてシム調整を。

ギアの真鍮の軸が長く、クリアランスがない状態になっていたので、これで1つ解決しました。

でその他のギアもシム調整してピストン見て、動き見て…。


あれ?え?まだセクターのギアが残っているのに、ピストンは…最後退している。
これではピストンが解放されない。
何かの間違いかと思って再確認してもやはりおかしい。
よく見ると歯の枚数が1枚多く、下がり切った状態でもセクターとピストンの歯が1枚完全に噛んでいる感じ。

セクターとピストンの歯の枚数が噛み合っていないので、この様な現象が起きてはいますが、本当にこれはどうやって動いていたのか、何かしら無理矢理動いていたのか。
それでいてピストン歯の上、本体側面にセクターの歯がガッツリ当っており、これまた物凄い抵抗を感じます。
高さの問題かなとも思いましたが、仮にそこを解決してもこのピストンが解放されない問題の解決にはならないので、ピストンの歯を1枚飛ばすか交換かって事もあって、作業の多さを考えた結果ピストンを交換する事に。

で、確認してホッと一息!
また今回は、どうしても使いたいバレルがあるとの事で、そのバレルが非常に長く、フルシリンダーに変えて欲しいとの事で、そちらも交換しました。

よっしゃー!ってことでメカボックス閉じて、いざ動作!
ちゃんと動くじゃありませんかー。
そしてさすがはサマコバ、キレも大変良い。
シム調整のおかげでギアノイズもかなり軽減されているのではないでしょうか。
もとの音を知らないのがちょっとあれですが。
いやはや、S&Tの電子トリガーも侮れませんな!
これで簡単に壊れなければ!
テフロンだと思うケーブルも決して悪くはありませんし。
という事で、ひとまずメカボックス内の修理が完了しましたので、バレル周りを見つつ、初速の確認もしていきながら完成に持っていきたいと思います!
それではまた次回の更新で!
良きAirsoftライフを!
KNIGHT KINGZ AIRSOFTはこちらから
https://knightkingz.stores.jp/
KNIGHT KINGZ CUSTOMはこちらから
https://pointdogs-customgun.jimdofree.com/
KNIGHT KINGZです。
本日は、S&TのURX3が付いたM4の修理を行っていきました。
こちら!

ブシュッ!という音と共に遠方から脳天をぶち抜いてきそうなフォルムのM110の様なシルエットをしています。
やっぱ茶色ってカッコいいっすねー!!
ではいきましょう。
今回、問題点がいくつかありまして、動かなくなってしまったというトラブルから始まりました。
サマリウムコバルトモーターを入れたところ、うんともすんとも言わなくなったそうですが、こちらのモデルはS&Tの電子トリガーであるG3が搭載されており、モーターが動かない=最悪の場合基盤が死んでいるのではないかと。
ひとまずバラしていきます。

シリンダー周りにアルミテープが貼られているので、気密を上げようとした痕跡があります。

メカボックスはこの様な感じ。
この時点で気付いた事は、加速シリンダーのポートにピストンが見えないこと。
要するにピストンが後ろで止まったままの状態です。
このメカボックスは、QD式となっていますので、スプリングガイドを抜けば、簡単にスプリングが…。
取れない。
全く取れない。
というか押し込めないし回せない…。
余程硬いスプリングが入っているのかな?とも思いましたが、逆転防止ラッチさえもガチガチで解放出来る気配もなく、これは拉致があかないのでスプリング大爆発を恐れながら、進捗にメカボックスオープン。

パッと見た感じはギアが飛んでる等もなく、ちょっとグリスが汚いぐらいで、大きな問題は無さそうでした。
ではなぜ、ラッチの解放ができなかったのでしょうか?
その原因も探らないといけないですが、まずはこの基盤が生きているのかを確認します。
と思ってモーターを改めて見ると、SBDが取り付けられていました。
あーもしかして動かないのはこいつのせいか?
とここで思いましたが、一旦そのまま。
やはりモーターが動きません。
てなわけでSBDを外して通電確認を。
ブイーンとしっかりモーターも動いて、まずここでホッと一息…笑
いやー基盤、生きていました。
生きていましたよ!!
この時点で基盤がもし死んでいたら、この独自企画のS&Tメカボをどう直していくかで悩むところではありましたが、本当によかったです。
事前にアナログスイッチ案や他の電子トリガー案等もありましたが、このメカボックスは他の物との互換がないので、基盤が壊れていなかったのは不幸中の幸いであると。

で、全体を綺麗にしていきます。
配線も一部ビニテを巻いてあったりするので、その辺りも修正しつつ、とりあえずシム調整かなーというところで問題発生。

スパーギアがシム無しでもほとんど回りません。
メカボを閉めて確認すると、回らないというかガチガチで重たく、とにかく抵抗が凄い感じ。
それでいて、1枚シムまで入っていたので、本当に動いていたのか…?
もしくはものすごくもっさりして、バッテリーやコネクターが発熱しまくっていたのではないだろうか。
そんな疑問を抱きながらとりあえず別のスパーギアに交換して再度確認したところ、クリアランスは全く問題なかったので改めてシム調整を。

ギアの真鍮の軸が長く、クリアランスがない状態になっていたので、これで1つ解決しました。

でその他のギアもシム調整してピストン見て、動き見て…。


あれ?え?まだセクターのギアが残っているのに、ピストンは…最後退している。
これではピストンが解放されない。
何かの間違いかと思って再確認してもやはりおかしい。
よく見ると歯の枚数が1枚多く、下がり切った状態でもセクターとピストンの歯が1枚完全に噛んでいる感じ。

セクターとピストンの歯の枚数が噛み合っていないので、この様な現象が起きてはいますが、本当にこれはどうやって動いていたのか、何かしら無理矢理動いていたのか。
それでいてピストン歯の上、本体側面にセクターの歯がガッツリ当っており、これまた物凄い抵抗を感じます。
高さの問題かなとも思いましたが、仮にそこを解決してもこのピストンが解放されない問題の解決にはならないので、ピストンの歯を1枚飛ばすか交換かって事もあって、作業の多さを考えた結果ピストンを交換する事に。

で、確認してホッと一息!
また今回は、どうしても使いたいバレルがあるとの事で、そのバレルが非常に長く、フルシリンダーに変えて欲しいとの事で、そちらも交換しました。

よっしゃー!ってことでメカボックス閉じて、いざ動作!
ちゃんと動くじゃありませんかー。
そしてさすがはサマコバ、キレも大変良い。
シム調整のおかげでギアノイズもかなり軽減されているのではないでしょうか。
もとの音を知らないのがちょっとあれですが。
いやはや、S&Tの電子トリガーも侮れませんな!
これで簡単に壊れなければ!
テフロンだと思うケーブルも決して悪くはありませんし。
という事で、ひとまずメカボックス内の修理が完了しましたので、バレル周りを見つつ、初速の確認もしていきながら完成に持っていきたいと思います!
それではまた次回の更新で!
良きAirsoftライフを!
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Posted by KNIGHT KINGZ at 21:00